12.  ともに生きる

 住吉高校の正門には、本校の校名の横に、「中原養護学校住吉分教室」という看板があります。東棟1階に分教室があり、高等部の生徒さんたちが毎日通ってきています。3月14日、本校での卒業式に参加させていただきました。本校の生徒さんとともに、分教室の生徒さんたちも一人ひとり呼名され、校長から卒業証書を受け取りました。生徒の皆さんの喜びに満ちた、誇らしげな表情を見ていると、私たちもうれしくなります。
 住吉高校の生徒と、分教室の生徒さんたちが、普段一緒に授業を受けることはありませんが、体育祭や文化祭などの行事の際は、一緒に活動します。昼休みの図書室で、おしゃべりすることもあります。
 また、分教室の生徒さんたちは、作業学習の一環として、昇降口、図書室の清掃の他、名刺作成や印刷を請け負ってくれています。私も名刺印刷を依頼したところ、校正を経て、立派なものを届けてもらい、愛用しています。
 ところで、神奈川県では、県立「津久井やまゆり園」での痛ましい事件の後、このような事件が二度と繰り返されないよう、ともに生きる社会の実現をめざして、「ともに生きる社会 かながわ憲章」を定めました。
 さらに、「ともに生きる」ことをみんなで実感しようという趣旨で「みんなあつまれ2017」が企画され、3月17日(土)、18日(日)に横浜赤レンガ倉庫で開催されました。歌、踊り、スポーツ、アート、食、様々な体験を共有し、みんなで一緒に楽しもうというものです。総合プロデューサーのクレイ勇輝さん作曲の「SO LIFE GOES ON」に合わせて踊るダンス大会には、本校ダンス部、分教室ダンス部が参加し、多くの方々からの拍手をいただきました。
 お天気にも恵まれ、ボッチャなどの障がい者スポーツを体験したり、障がい者事業所のパンや焼き菓子を味わいながら、音楽やダンスを楽しむことができました。「ともに生きる」こと、イベントで終わらせることなく、これからも継続的にみんなで取組んでいきましょう。
  

住吉高校の校長室から