13.  やるべきこと、できること、やりたいこと

 住吉高校は、生徒の皆さんに「自立した学習者」になってほしいと思っています。そのためには、自分自身のことを知り、自分自身のことをできるだけ客観的に捉える必要があります。「自己評価力」(自分で自分を評価する力)と言ってもいいでしょう。学習活動はもちろん、部活動や学校外の活動などすべて含めて、自分の強み、もしくは課題を自分で認識できる力をつけてほしいと思います。
 人には、「やりたいこと、できること、やるべきこと」があり、この3者が一致していれば素晴らしいのですが、なかなかそうはならないことも多いのではないかと思います。しかし、少なくとも、この3者のバランスがとれていることが大切です。
「やりたいこと」
 あなたのやりたいことは何ですか。人生100年と言われる時代、自分のやりたいこと、ひとつである必要はありません。これから、たくさんできると思います。しかし一方で、自分は何をしたいのか、高校を卒業したらどうしたいのか、迷っている人もいるでしょう。「やりたいこと」は考えてもわからないかもしれません。いろいろなことにチャレンジする中で、発見したり、出会うのだろうと思います。自分が好きなこと、やりたいこと、叶えたい夢、大切に育んでほしいと思います。
「できること」
 皆さんは、自分で思っている以上に、たくさんの「できること」を持っています。
  誰とでもすぐに打ち解けて話ができる。
  パズルを解くのが大好きで、時間がたつのを忘れてしまう。
  イラストや人の似顔絵を描くことが得意。
  ピアノをひくのが得意。ギターも弾き始めた。
  筋トレを毎日やっている。体力には自信がある。
  お菓子づくりが得意・・・等々。
「できること」、それはあなたの「強み」です。自分の「強み」を自覚して、そこを伸ばしてほしいと思います。それを伸ばすことができるのは、他でもない自分自身です。
「やるべきこと」
 あなたにとって「やるべきこと」はなんでしょうか。勉強? 掃除? 基礎トレ―ニング?目の前にある「やるべきこと」を避けてはいけません。目の前にある「やるべきこと」にきちんと対処することで、まわりの人からの信頼を得、さらには自分自身を成長させることができます。
 目の前の「やるべきこと」に一生懸命に取り組んでいると、「できること」が増えてきます。「できること」が増えてくると、さらに「やりたいこと」が見えてきます。

「やるべきこと、できること、やりたいこと」
自分自身を客観的に見つめ直すことで「自己評価力」を養ってほしいと思います。

住吉高校の校長室から