17.  2学期の初めに

夏休み明け、生徒、卒業生が校長室を訪ねてくれた。
 ひとりめは、2年生の相澤さん。8月中旬に大学セミナーハウスで行われた青少年赤十字のリーダーシップ・トレーニング・センターに参加したという。4泊5日の共同生活をとおして、目立つ人がリーダーというわけではなく、皆一人ひとりがリーダーなのだということ、誰かからの指示を待つのではなく、メンバーそれぞれが考えて行動すること、そして、それはお互いの信頼関係から成り立っているということなどを実感したという。さらに、プログラム後半のワークショップでは、住吉高校の図書委員長としての企画を練り上げ、それを発表することで、何かを作り上げることの楽しさや達成感を味わったという。この経験を日常生活にも生かしながら、未来に向かって自分の生き方も模索していきたいと目を輝かせていた。
 ふたりめは、今春卒業した植木理子さん。数日前、何気なくテレビを見ていたら、フランスで行われたサッカーU-20(20歳以下)女子ワールドカップで優勝した日本代表が帰国したというニュースが流れ、彼女の映像も大きく映し出されていた。準決勝のイングランド戦では、FWとして先制ゴールを決め、チームを勝利に導いた。サッカー以外にも、高校時代の英語力が役にたっているということや、他チームの選手との交流の様子なども聞かせてもらった。大学での単位修得も順調に進んでいるようで、学業とサッカーを上手に両立させていることも頼もしく感じた。2020年、東京オリンピックが今から楽しみだ。
 今週末には、羽月祭が開催される。生徒たちが生き生きと活動をしている姿に、私たちはおおいに元気づけられる。

住吉高校の校長室から