4.  青空の体育祭


 週初めの天気予報は雨だった。前日夜の予報では曇ときどき雨、降水確率60%。「私たちの卒業アルバムには、青空がない。」と言っていた3年生。何とか最後の体育祭を青空のもとでと思いつつ迎えた体育祭当日。午前中後半の競技では小雨となったものの、昼食休憩の間に回復し、午後の応援合戦では青空が見え、体育祭は否が応でも盛り上がった。
 4月早々から実行委員会の生徒たちが準備を進め、誕生日によって四季別に組織された各組は、組長を中心に、応援やマスコットの制作に取り組んできた。召集、用具、放送、集計などの役割りも部活動を中心に分担し、手際よく動いたので、遅れることなく、予定どおりプログラムは進行した。

 吹奏楽部が演奏するファンファーレ、生徒たちが大きな声で校歌を歌う。実行委員長の挨拶に続き、春組、夏組、秋組、冬組の応援団長による選手宣誓
  宣誓
  我々生徒一同は、
  住吉高校の体育祭をめちゃくちゃ盛り上げ、
  思い出深い体育祭にし、
  今日、ともに戦うこの一瞬を、
  団結し、全力で戦うことを誓います。

 各組の応援団長は、ライバルではあるけれど、ともに体育祭を盛り上げる同志でもある。この選手宣誓には、皆で、この住吉の体育祭をいいものにしたいという思いが込められていて、頼もしくもあり、うれしく思う。
 「百足ないけど百足競争」や「騎馬戦」、「竹取物語」などの団体戦では、前日の予行練習の段階から、練習をしたり、作戦を立てたりする光景が見られた。さらに、競技種目を応援団が盛り立てる場面も多く見られ、皆で楽しもうという意気が会場全体にあふれていた。
 四季をテーマに作成された立体的なマスコットは、素材や色彩などにも工夫が凝らされている。応援合戦、7分間のパフォーマンスは、メンバーがグラウンドいっぱいに広がり、全身でその躍動感が表現されていた。そして、生徒たちのやりきったという充足感に満ちた笑顔は、最高に素晴らしい。
 翌日、すべての片づけが終わった後の解団式では、3年生から下級生へ、感謝と期待、メッセージの数々が伝えられる、こうして住吉高校の体育祭は受け継がれていく。

    
写真提供:マルチメディア部

住吉高校の校長室から