9.  プログラミング教育 その5

 複雑化する現代社会において、生徒たちに身に付けてほしい力のひとつとして、本校では、「他者と協働しながら社会に貢献する力」を掲げています。
 自然界において、ヒトは、社会を構成することで生き延びてきたと考えることができるでしょう。特にこれからの時代を生きる子どもたちにとっては、自分以外の他者と適切なコミュニケーションをとりながら、お互いに協力したり、役割分担をしたりしながら、物事に対処していく力が極めて重要であると思います。こうした力は、高校生活の様々な場面、ホームルーム活動や学校行事、部活動などで育んでいきますが、当然ながら授業においても、それを意識していく必要があるでしょう。
 本校のプログラミング教育においては、仲間とチームを組んで、課題解決に取り組むという場面を意図的に設けています。災害救助を模したロボットの動作をプログラムする際に、当然、自分たちが思ったようには動かない、という場面に遭遇します。その時に、チームのメンバーで知恵を出し合って、課題に対処していくことになります。ロボットの構造を改良する人、プログラムの不具合を確認したり、改善したりする人、資料やネット上の情報を収集する人など、それぞれが得意分野を生かしてチームに貢献する、そして、意見交換をしながら課題解決に取組んでいく。そして完成後はお互いの貢献を称え合う。他者と協働することによって課題を乗り越えていく、こうした体験を積み重ねていってほしいと思います。

    

住吉高校の校長室から